【鹿児島】「人をさしてしまった。救急車と警察を呼んでほしい」 犯行後通りかかった人に頼む　男性死亡、58歳の男を逮捕について

鹿児島県の和泊町で２５日、男性が包丁で刺され死亡した事件で、警察は逮捕した男の容疑を２６日、傷害から殺人に切り替え、捜査を進めています。
事件は、２５日午後６時半ごろ、和泊町和泊の無職・山口勉容疑者（５８）が、自宅を訪れていた知人の男性の左胸を包丁で刺し、傷害の疑いで現行犯逮捕されたものです。

刺されたのは、和泊町手々知名の無職・大脇和彦さん（６５）で、搬送先の病院でおよそ５時間半後に死亡しました。
山口容疑者は自宅の玄関付近で大脇さんを刺したとみられ、犯行後、自宅近くを通りかかった人に「人を刺してしまった。救急車と警察を呼んでほしい」と頼み、駆けつけた警察官に現行犯逮捕されました。

警察の取り調べに対し、山口容疑者は「口論になり、かっとなって刺してしまった」と供述する一方、殺人の容疑については「殺すつもりはなかった」として否認しています。
現場に残されていた包丁は刃渡りおよそ２７センチで、刺し傷は１か所だったものの、大脇さんの心臓と肺にまで達していたということです。

配信　7/26(水) 10:18配信
MBC南日本放送 | 鹿児島
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