小売業界、値下げで再び活気取り戻す ユニクロも1000円以上値下げで客数増加 デフレで日本企業復活へについて
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2016/09/07
小売業界、値下げで再び活気取り戻す ユニクロも1000円以上値下げで客数増加 デフレで日本企業復活へ
同社は、低価格戦略などで売り上げを伸ばし、かつては「デフレの勝ち組」と呼ばれた。しかし2014年、15年と 2年続けて値上げを断行。円安の進展で海外生産のコストがかさんだり、人件費が上がったりしたためだ。
当時はアベノミクス効果で株価が上昇し、景気に明るさが見えていただけに、日本のデフレ脱却に向けた象徴的な動きと受け止められた。
しかし、結果としてユニクロを見舞ったのは、深刻な客離れだった。値上げ後、「結構高い。これなら他の総合スーパーで買えば十分」
(東京都内の40代女性)との声が上がるなど、ユニクロ本来の「値ごろ感」が薄れて、客は遠ざかり、業績は悪化した。
今春から一転して踏み出した値下げの効果はすでに表れつつあるとも言われる。7月の既存店の客数は6カ月ぶりにプラスに転じた。
小売・外食業界をウオッチしているマーケティングコンサルタントの新井庸志さんは「完全に客が戻ったとは言えないが、7、8月は 悪くない状況だ」と評価。ユニクロの広報担当者も「平日のお客様が少しずつ増えている」と手応えを話す。
値下げや低価格商品の投入に動き出す企業は今春以降、急速に増えている。牛丼大手の吉野家は4月、「豚丼」の販売を4年4カ月ぶりに 再開した。「並盛り」価格は330円で、主力の「牛丼」より50円安い。既存店の客数は、3月は前年同月比マイナスだったが、豚丼再開後の 4月は14・1%増と上昇し、その後もずっとプラスで推移している。
回転ずし大手のカッパ・クリエイトは6月、「かっぱ寿司」の1皿100円(税抜き)の商品を平日は90円に値下げするキャンペーンを 一部地域で始めた。当初は7月までの限定だったが、期間や地域を順次拡大し、現在も続けている。前年より30%超も売り上げが 伸びた店もあるそうだ。
一方、大手スーパーの西友は今月25日、食品や日用品などの価格を半年間据え置く「プライスロック」キャンペーンの第7弾に踏み切った。
昨春から始めた企画だが、今回は約500品目を加え、対象を計1300品目超に拡大。新しい対象品目のうち6割以上は平均約5%値下げした。
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小売業界、値下げで再び活気取り戻す ユニクロも1000円以上値下げで客数増加 デフレで日本企業復活へ
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