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「名古屋アベック殺人事件」主犯格の少年の今、模範囚として刑務所生活 戦後の犯罪史に刻まれる残虐事件について

   

「名古屋アベック殺人事件」主犯格の少年の今、模範囚として刑務所生活 戦後の犯罪史に刻まれる残虐事件

1:あしだまな ★:2016/09/05(月) 13:04:46.59 ID:CAP_USER9.net
1988年に起きた「名古屋アベック殺人事件」は、戦後の犯罪史に刻まれる残虐事件のひとつである。

愛知県名古屋市緑区の大高緑地公園の駐車場で、デート中だった男性(当時19)と女性(同20)を暴行し、現金2万円を奪った上、女性を強姦。
その後、ロープで数十分かけて2人を絞殺し、三重県内の山林に死体を遺棄――加害者は20歳から17歳までの6人の男女だった。

「新潮45」9月号に掲載の『「名古屋アベック殺人事件」無期懲役少年のいま』では、
共同通信記者の佐藤大介氏が岡山刑務所を訪れ、主犯格の男に接触、その現状を取材している。

■社会復帰という目標
 裁判では、犯行に及んだ加害者に無期懲役や懲役13年、5年以上10年以下の不定期刑が下された。
今回、佐藤氏の面会に応じた中川政和(仮名)は、一審で死刑判決が言い渡されるも、控訴審で無期懲役となっている。
 佐藤氏と中川とは、約3年ぶりの対面となる。その姿について〈今夏48となるが、五分刈りで痩せた中川の姿はこの10年でほとんど変化がない〉と佐藤氏は綴る。

※〈〉は本文より引用、以下同
〈噛みしめるように話す中川の姿を見ると、多くの人には純朴な人物として映るだろう(略)服役生活は、 拘置所での収容期間を合わせると28年ほどになる。それらの日々が、中川に変化をもたらしたのだろうか〉

 中川は“模範囚”として刑務所生活を送るというが、なぜ、絶望することなく日々を生きることができるのか。
佐藤氏の問いに中川は、〈「社会復帰という目標があるからです」と、はっきりとした口調で答えた〉。そして昨年8月にくも膜下出血で入院していた、と明かす。

佐藤大介氏が主犯格の男に接触、その現状を取材。本誌ではさらに詳しく…「新潮45」2016年9月号
〈「それでも生きることができたのは、私にはまだやるべき使命が残されているからだと思い、感謝の気持ちでいっぱいです。
命の重みを感じ、私が奪ってしまった命の重さや尊さをあらためて身をもって知りました」〉

■「無期懲役」の現状
 佐藤氏は、中川が口にした“社会復帰”の可能性についても触れる。無期懲役と聞けば、字面とは裏腹に10数年ほどで出所できるイメージがあり、
実際、刑法上では10年を過ぎれば仮釈放の資格が与えられることになっている。

 しかし実際は、14年末現在で収容されている無期懲役囚1842人のうち、〈27人が40年から50年、12人は実に50年以上にわたって服役を続けている〉。
05年から14年の間に54人が仮釈放されるも、〈平均収容期間は27年2カ月(05年)から31年4カ月(14年)と長期化〉、そして同期間の獄中死は154人に上る。

「新潮45」本誌ではさらに詳しく解説しているが、佐藤氏が取材した元刑務官は、無期懲役刑を〈「実質的に終身刑」〉と語っている。

■「必ず出られる日が…」
 こうした事情は、中川自身も理解している。

〈中川は、仮釈放を現実のものとして望みをつなげる、数少ない無期懲役囚なのだ。

だが、その困難さを知らないわけではない。そのことを中川は、こう話した。

「審査も厳しく、出るのは簡単じゃないと思います(略)状況は厳しいのですが、必ず出られる日が来ると信じて、毎日を頑張っていこうと思っています」〉

 仮釈放が刑法で定められた権利でもある一方で、罪の重さ、被害者遺族の感情を鑑みれば、これを認めるべきではないとの意見もある。
犯罪者の“贖罪”“更生”をいかに考えるべきか、佐藤氏の寄稿は問いかける。

http://news.livedoor.com/article/detail/11977079/

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記事引用元
「名古屋アベック殺人事件」主犯格の少年の今、模範囚として刑務所生活 戦後の犯罪史に刻まれる残虐事件



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